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わたしを見てくれていた人がいる
その人がいつまでそばにいてくれるかはわからないけれど、わたしとしてのわたしを見ていてくれた人が確かにこの世界にいたというだけで余りあるほどの救いだと思える
抱き合った夜のことや頭を撫であった夕方のこと
鮮明に浮かぶ わたしの心を温める
わたしは最悪な人だね でも、救われている
きょうは過激でごめんね 帰りの地下鉄でずっと風俗のサイトを調べてた お金で結びつけばきっと関係性が揺らぐことはないし、お金で結びつけば、ドロドロせず無機質に人の寂しさを救ってあげられるのではないか、なんて 馬鹿みたいだね 馬鹿みたいだ
すきなひとたちに余計な迷惑をかけたくないから多分我慢できていると思うけど、やっぱり私にも繋ぎ止めたいという思いはちゃんとある それが浅はかで悔しい もっと自由で軽やかに人を愛したい そんな愛は存在しないのかもしれないけれど
ああ、泣きたいな 死に近づきたい 死なないでって泣いてくれた友だちを想う 死にたくない 生きているのつらいよ たいへん 疲れちゃう もうやだよ、やだよ
あああ