すごい春です このひと月でわたし、すきだなって気持ちをたくさんみつけたよ。わからない愛 これらをわからない愛と定義して、たよりなく遠い瞳で生きていこう

なにかの観点で相性の良い人といるとき まるで世界がまるごと報われたようなおおきな気持ちに、毎回なる。でもバイバイした後は速やかにこころが冷えてまたおなじ 私たちは近いようで別の人、とか思うんだ。人は会うたび変わるし別れるたび変わる。望まない方へ進んでいったとしても、こんな人の性を責めずにいたい。自分のこともあんまり否定しないでいられるといいね

お揃いのものはなにもない それでもなんにもかまわない って、すごい すごいな

わたしは自由だから すきな人たちの自由を傷つける人ではなく、守ってあげられる人でいたい 自由な人がすきだから それがいいね

 

すてきなこと やさしい気持ちで私はこれから何度も思い出すのかな みんな一人ひとりが私には特別だけれど、いやに忘れられそうにないことって時々ある。毒のように私の心臓を麻痺させている、あの一つ一つが私にはあどけない恋なのだと思う。女の子も男の子も一括りに、みんなの心を私はたくさん食べて生きていくのかな。なんだか最近倫理がわからない 誰かに殺されたってしょうがないかもね

結婚とか子育てとか、社会的義務のことは正直考えたくない 私は私のために生きて、世界の未来と繋がれていないことを後になってちゃんと後悔して、それでも純粋な私のままで死ねたらいいなと思う

可愛いほどに無責任な生き物たちですこし心地よいことをして、ぼくらは絶対にドロドロの気持ちで傷つけあったりしない、なんて、能天気な安心感でなるべくずっと味方でいたい

味方がいるんだと言う気持ちが少しでも長く続くこと

誰かの憧れであるより、安心でいたい。ああでも、一方的に安心を押し付けられるのはいやだ。うまく行かなかったことを忘れないようにしたい、どんな辛い場面でも、傷を負うのが私だけではないかもしれないことを忘れないように

 

たくさん、いろんなことを知りたい。知ってどうするのって思うかな いろんな感情を知って、いろんな傷つき方をして、いろんな無気力さを知って、そうやって星の影で泣いている人のことわかってあげたいなんて 思うんだよ 恥ずかしいくらいほんきでね

でもおなじように、なんにも、なんにも知りたくない もう心が壊れてしまう

2月にね、ちひろさんという映画、すてきな人と一緒に観て、とってもよかったんだよ ちひろさんみたいに、綾ちゃんみたいに、とおくでふらふらと生きていたいな あの人は寂しくてきれいな人だったって誰かに思い出してもらいたい。背中や、襟足や、横顔だけでひとの記憶に腰をおろせたらとっても満足だな

私はナンセンスなロマンチストだから それでいて野蛮な寂しがりやだから 飼い慣らされることはないし 完全に私を満足させてくれる人も場所も、何処にもないよ あくまで肯定的な意味でね

私もっときれいになる きれいでカッコよくて、情けなくて、いちばん最悪なそんな人になる 。早く一人になりたい お仕事を始めて、きれいで醜いひとになろう。大学はちゃんと卒業するけど、故郷には帰れないかもしれない。誰にも内緒で遠くの街に越したいね、東京に行ってもいいかなって今は思うよ もっと感性をぼろぼろにしてくれる場所を、探している

人と別れた後 さびしくて息ができなくなって、焦りながら買った缶ビールを苦しいくらい一気に飲んで、バスターミナルへ向かう夜の時間。あんなに美しい時間がほかにあるだろうか。

ねむたくなってきた。私はもうずっとごめんねをいう旅の中にいる。罪滅ぼしのような、罪深い旅の中にいる